グランドピアノならではの弾き心地

「ピアノ」と聞いたとき、皆さんはどんな形を真っ先に思い浮かべるでしょうか。学校でいえば、体育館や音楽室にあった大きなものがグランドピアノ、練習室などにあったややコンパクトなものがアップライトピアノです。どちらもピアノには変わりありませんが、本格的な会場で四角いアップライトピアノを使用することはまずありません。

 

音を出す原理はどちらも一緒です。鍵盤の数やペダルの数にも違いはなく、簡単な曲を練習する分にはアップライトピアノでも十分です。ただし、アップライトピアノは大きさをコンパクトにまとめるためにハンマーや弦の向きを変えており、それが弾き心地に大きな影響を与えています。

 

グランドピアノは自重でハンマーが落ちますが、アップライトピアノは向きが違うためゴムや紐を使ってハンマーを戻しています。そのためグランドピアノの方が鍵盤が軽く、アップライトピアノの鍵盤はやや重めです。グランドピアノなら余計な力がいらないため長時間弾いても指や腕への負担も軽く、音の強弱など表現の幅にも違いが出ます。

 

とはいえ、値段も高くてサイズも大きいグランドピアノはそうそう気軽に弾ける機会もありませんよね。そんなときは音楽準備室で思う存分楽しんでください。ピアノによっても音色が異なるので、ヤマハとホルーゲルの違いを楽しむのも面白いですよ!

 

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